笹原和也です。
今日の結論を先に行ってしまうと、
①「やりたいことがある人は組織の中で働くべき」「やりたくないことがある人は独立すべき」はまさにそのとおり!
です。
①については、僕が説明するより、日経ビジネスONLINEの記事を読んで頂ければ、早いかと思います!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20080526/158879/?P=1
僕もまったく同感で、独立しても会社が大きくなるまでは
日々の銭を稼ぐので精一杯で、本当にやりたいことなんて出来やしないのです。
ただ、
CG制作という好きなことを仕事にしていますので、
やりたいことをしているかのような錯覚をしますが、
自分の意思で自分の作品を作るのとは、やっぱり、ちょっと違います。
その前提を踏まえた上での
②オリジナル作品を作るのは、フリーランスじゃなくても良くね?
です。
実は、本年からILCAには
「ロボと少女(仮)」http://roboshoujo.com
やアジール・セッションのアオキタクトさん(本来であれば、呼び捨てにすべきですがw)
が所属してくれています。
そうなった経緯は
とあるきっかけで、僕はアオキタクトさんと出会うことになり、
アオキさんの監督作品「ロボと少女(仮)」http://roboshoujo.com
を観て、感動してしまった僕は
アオキさんとぜひ一緒に働きたいと思って、
アオキさんを「イルカで働いてほしい!」と口説きました!
そこで個人で自主制作をやっておられる映像作家の方々のお話を聞き、
「オリジナル作品を作るのは、フリーランスじゃなくても良くね?」
と思ったのです。
こういってはなんですが、
個人自主制作系のクリエイターのみなさんも
いつも自分の作品を作っているわけではなく、
生活するために、請け仕事をやっているはずです。
請け仕事でお金を稼いでお金を貯めて、
そのお金で オリジナル作品を作る。
というのが基本姿勢だと思います。
であれば、それを会社組織でやればいいではないですかー!
と思うのです。
組織の力で仕事したほうが絶対に効率的ですし、
一人当たりの儲けも大きいです。
なにより、請け仕事での競争力が違います。
ただ、その属している会社が
「オリジナル作品なんてやらね!」という会社じゃダメですね。
ILCAのように「オリジナル作品作って、世界に挑戦していくど~!」
っていう会社が良いと思いますw。
もちろん、その会社の中では
好き勝手には振る舞えません。
イヤな仕事をしなくてはいけないこともありますし、(それはフリーランスも同じですかね)
会社の命令も聞かないといけません。
良いことばかりじゃありません。
ですが、生活面が保証されつつ、
オリジナル作品を大きな資金力で作ることができるのであれば、
そんなこと、屁の河童ではありませんか!
そして、
幸いなことというか、不幸なことというか
CG業界には
「おれはこれが作りたいんじゃーっ!」っていう明確なビジョンや企画を持っている人が少ないです。
だから、CGを生産する人の数に比べて、
良い企画を出す人の人数は圧倒的に少ないのです。
そういう意味では、ずーっとオリジナルを作ってらしてた個人系クリエイターの独壇場なわけですよ!
さらには、
オリジナル作品は作るだけじゃなくて、
うまく売って、作ったお金を回収して儲けにするべきものです。
ですが、
その部分は個人では解決しづらい部分ではあります。
結局、組織力のある会社と付き合うことになります。
だったら、
会社に属すのと同じことじゃね?
って思ったりもします。
上で書きました。日経ビジネスONLINEの記事にありますように
「他人の命令を聞くのヤダ!」とか「他人と同じ部屋で仕事するのヤダ!」
「~~するのヤダ!」っていうことよりも
「おれはこの映像作品が作りたいんじゃ~~っ!」っていう思いが強い人は
会社員になるべきだと思います。
特にILCAの会社員になるべきだと思います。
それではまた!
ILCAさんが作ったオリジナル作品というのはどういうのがあるのでしょうか?
返信削除興味があるのですがHPに作品のページがないようですので、教えていただければ有り難いです。
それは確かにそうですね!
返信削除「なんにも作ってないくせに何を言ってる!」となるでしょう。
オリジナル作品は作っているのですが、すでにクライアントさんがいる形になっているので、公開はできないのです。
もしよろしければ、見学に来て頂ければ、その触りぐらいはお見せできると思います。
ご検討下さい!