2011年2月27日日曜日

パチンコ打ったこと無いけど打ってみたいとちょっとは思っているCG業界人のためのパチンコ講座改 その5 パチンコの仕組みその2

みなさん
こんばんわ

笹原和也です。

今日は直接パチンコメーカーの方から、
パチンコの仕組みについて、レクチャーを受けましたので、
それをそのままにw、
初めての方にもわかりやすく説明したいと思いますw。

まず、
福引のガラガラを思い浮かべてください。


ココには300個の玉が入っていて、その中に1個だけ「当たり」があります。
ただし、一回まわすごとに、出た玉を
ガラガラの中に戻します。
だから、永遠に1/300の確率ですw。

それを、
パチンコ台の中では、チャッカーにパチンコ玉が入るたびに行います。
1000円使って、20回入らないとかなり厳しいヤツです。

一回まわすごとに、「はずれ」「はずれ」「はずれ」「はずれ」「はずれ」がずーっと続き、
300回ぐらいまわすと、1回あたるかもしれない。
そんな状態です。

確率変動中(当たる確立が1/30になる。)を除くと、
それが1/200になったりとか、あたる確率が変化することは無いんだそうです!

僕は周りの人間からそれを聞いてはいたんですが、
まさか本当だとは思っていませんでしたw!
メーカーの方に聞いたのですから、本当なのでしょう!

で、パチンコってのは、
300個うちのたった1個が当たりの福引きにたとえられるわけですが、

そんな状態のくじ引きをしても、おもしろくもなんともないですよね?
ずーっとハズレが続きますから。

けれども、パチンコメーカーの方は、
それが面白く見えるように考えたのです。

まず、ガラガラの中に30個の玉が入った福引きをしてもらいます。
そして、 そこで当たりが出たら、

次に、5個の玉が入った福引きをしてもらいます。 さらに、そこでも当たりが出たら、

最後に、2個の玉が入った福引きをしてもらいます。そこであたると、
本当のあたりで景品が出ます。

そんな風に見えるようにしたのです。

ガラガラの中に30個しか入ってなければ
わりとあたると思うじゃないですか。
だから、期待が持てますし、ワクワク感が違います。

ですが、
実は30X5X2=300で
1/300で確率は同じなのですw!

同じことをやってるんですが、
見せ方によって、おもしろさが違いますね!

ただ、
残念(?)ながら、30個>5個>2個の福引きをやっているように、
演出で「見せている」だけで、

内部的には、300個の玉の福引きを延々続けているだけなのですw。
でも、ウソではありません。
見せ方に工夫をしているだけなんです。

というような説明をメーカーの方にお聞きしたんです。

僕は、なるほど!と
かるくショックを受けましたw。

そのへんの仕組みを知っているかどうかは、
演出を考える時にも、とても大事な要素ではありますね。

(というか、今まで知らなかったことが恥ずかしいです。)

それでは、また来週!

2011年2月7日月曜日

これからCG業界に入りたいと思っている みなさんへ向けて

こんにちは
笹原和也です。

今回は学生さんなど、
これからCG業界で働きたいと思っている みなさんへ向けてのメッセージを書きたいと思います。

まずお伝えしたいのは、
CG業界でプロになることはそんなに難しいことじゃないってことです。

もちろん、なんの努力もせずに入れないのは、どこの業界も同じですが、

①パソコンがとにかく嫌い。
②一日中机に座っていられない。
③簡単な商品陳列の作業すらできない。

上記①~③が該当せず、
しかるべき努力をした人であれば、
ほぼ99%CGのプロになれる、ということを僕が保障します。

また、

「学生のときはあまり上手くなかったけど、
プロになってから、すごく上手くなった人」

「学生の時はあまりやる気がなかったけど、
卒業間近になって、急にやる気になってプロになった人」

そんな人もたくさん知っています。

だから、今はあまりやる気がなくたって、心配しないでくださいw。

僕の経験上、
本気で「やる気」になってから、1年半ぐらい時間があれば、
だいたいなんとかなります。 
(一年だと、ちょっと苦しむことになると思いますw。)

やる気がまだ出ていない現時点で、
モラトリアムの期間が一年半に足りない人は、
なんとかその期間が延びるよう、ご両親を説得するかしてください。
これは僕にはなんとも出来ませんので、がんばってください。

次には、やる気を出しましょう!
一年半あれば、まだ間に合います! 一年でも、苦しいけどなんとかなります!

やる気がないのは「夢」を思い描いていないからです。
楽しい未来を思い描ければ、それを実現したくて頑張れるはずです!

そのためには、情報収集が大事です。
未来を思い描くには情報が必要だからです。

自分の好きな作品はどんな人が作っているんだろう?
そんなことを調べていくうちに、
夢が具体化していきます。
それをやってください。

それでも
頑張れない理由は、いくつか挙げらますが、
一番の理由は
「頑張ったってムダ!」って気持ちですね。

CG業界でプロになることをすごい難しいことだと考えて、
やる前からあきらめちゃってる。

でも、そんなことないですよ。

CG業界でプロになるのなんて簡単ですから。

本当であれば、
「笹原塾」でも作って、勉強のしかたをお伝えしたいんですが、
今は会社が立ち上がったばかりで、
その時間がとれません。

だから、今、僕ができることは、
みなさんに勇気を与えることだけです。


CG業界でプロになるのなんて、簡単ですよっ!
(とくに近年のCG業界は異常に景気がいいですからw。)

(追伸)
ILCAに送られてくる作品は
ひとつずつ丁寧に拝見しております。

残念ながら、お断りのご連絡をさせて頂くこともありますが、
本来であれば、
応募してくださったことへのお礼を書きたいです。
でも、それが出来ずに
ほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいです~。

今後とも、応募よろしくお願いいたします~~!

2011年2月6日日曜日

パチンコ打ったこと無いけど打ってみたいとちょっとは思っているCG業界人のためのパチンコ講座改 その4 「実際にパチンコホールに行ってみる。後篇」

パチンコ打ったこと無いけど打ってみたいとちょっとは思っているCG業界人のためのパチンコ講座改 その4です。
「実際にパチンコホールに行ってみる。後篇」


今回はパチンコを打って、「大当たり」した以降のことを書いてみます。


各部の名称についてはコチラ
http://www.pachiguide.com/Content_Pachinko/P_C1_1.html

(というか、こっちのほうがいろいろ詳しく書いてありますね!)


(12)玉の入った箱を交換してもらう
玉がいっぱいになってくると、一個下の皿に玉がこぼれてきますので、その皿のボタンを押して、玉を下の箱(玉箱?)に流し込みます。
一回あたると、だいたい玉箱がいっぱいになりますから、
2回目当たり始めたら、台の上のデジタル数字が並んでいる機械の「CALL」ボタンを押します。
店員さんが来て、玉箱を交換してくれるので、引き続き打ちます。

(13)確率変動って何?

「確率変動」はパチンコにとって、もっとも重要なワードといっても、過言ではありません。
前回にも書きましたが、
「確率変動」とは、あたる確率が通常時に比べておよそ10倍当たりやすくなっています。


確率変動になるかどうかは、だいたいの機種では
大当たり中に決まります。
赤い数字で揃い直ったり、
北斗の拳のような、戦うキャラクターが主人公の台では、
大当たり中のキャラクターの闘いの勝敗で、確率変動に入るかどうかが決まります。
これをバトルスペックといいます(おそらく)。



(14)やめ時
基本的には確率変動が終わった時点で、いわゆる「時短モード」という状態になります。
確率は通常時に戻っているので、「お得な状態」は終わりました。
なんの余韻もなく、完全に通常のあたり確率です。


勝ったまま終わりたいなら、そろそろ止め時です。
ただし、「時短モード」になると、玉が減りにくい台もありますので、
玉が減らないかぎりはマイナスにはなりませんから、続けてもいいでしょう。


(15)玉を数えてもらう

「CALL」ボタンを押して、店員さんを呼びます。目があったら、
指でXをします。 「〆ます」の合図ですね。
そうすると、店員さんが貯まった玉を運んでくれて、
玉の数を数える機械に玉を流し込み、その玉数を記した紙をくれます。

(16)景品と交換する。 

玉数の書かれた紙をレジカウンターに持っていくと、
透明な箱と交換してくれます。
これを「特殊景品」と呼ぶらしいです。


この「特殊景品」を店の外にある「T・U・C」という景品交換所に持っていくと、買い取ってくれます。


だいたいの方はお解かりでしょうが、日本では賭博(公営でない賭け事)は違法なので、
景品を第三者が買い取るという形で、賭博ではないことにしているのですw。


だから、ホールの人に「交換所はどこですか?」と聞いても答えてくれませんw。


特殊景品に交換できないあまりの玉はお菓子などに交換します。
ギャンブルがイヤな人は、全部景品に代えてもいいでしょうっw!


というわけで、
これにて、パチンコ打ち方講座を終わります。

2011年2月3日木曜日

VES AWARDの結果 

つい
一昨日、アメリカ時間の2月1日の18時30分より
VES AWARDが開催されました。

VES AWARDとは前回のブログにも書きましたが、
映像作品における視覚効果の優秀さを表彰するアワードです。

くわしくは鍋潤太郎さんのブログをどうぞ


会場の様子です。



アニマ社社長であり、僕の弟でもある、笹原晋也とのツーショット。
いまでは、お正月でもなかなか見られない珍しいツーショットです!



僕が監督した「CAT SHIT ONE - THE ANIMATED SERIES-」がノミネートされたのは、「Outstanding Achuevement in an Animated Short」ですので、5番目の発表です。


で、受賞の結果がどうなったかは、この動画をご覧いただきましょう!



melonさんが撮られた動画



「CAT SHIT ONE - THE ANIMATED SERIES-」が流れた時、
会場は爆笑につつまれました。
「よし!」と僕は思いました!

で、肝心の結果は


映像を見てもらえばわかるとおり、受賞はPixar「Day&Night」でした!こんちくしょー!
ですが、
同時にPixarとの距離もそれほど遠くないこともわかりました。

今回は負けましたが、
かならずリベンジしてやります!

受賞の模様はMelonさんのブログでも見ることができます。


以下は僕が受賞した時に言おうと思っていたコメントです。

私はピクサーの作品が大好きですが、それゆえに超えたい目標の一つとして考えておりました。
今回、このような賞をもらえて、これからたくさんある勝負のうちの、たった一回ですが、ピクサーに勝てて、たいへんうれしいです。
これからは、2回目、3回目の勝利を奪っていきます。
ありがとう!