映画 「BATTLE SHIP」 観てきました。
とても素晴らしかったです。
ツッコミどころがあるのかもしれませんが、
それを考えるだけ面倒くさくなるような作品でした。
突っ込むだけ野暮というか、
ドラえもんを観て「未来からネコ型ロボットなんて来るわけないじゃん!」
というようなレベルです。
そして、
作劇的、キャラクター的には矛盾はまったくなく、
すべてに筋が通っていて、
シナリオ的にいわゆる「積んである」のが、
とても気持ちよかったです!
つまり、どんなに無鉄砲な行動をとっても、
無鉄砲をやるキャラクターなのであれば、
作劇的にはむしろ正しいのです。
さらには「エイリアンを知恵と勇気と根性でやっつける!」
というテーマが一貫していて、
これでもか、これでもかと 「知恵と勇気と根性」を振り絞ります。
これがまたまた気持ちいいのです。
浅野忠信が主役に近い位置にいるのも、
日本人的な「知恵と勇気と根性」を
表現したかったのかもしれませんね。
自分の映像づくりの信念に勇気をもらったような
そんな素晴らしい作品でした。
「第九地区」以来の感動をもらった作品でした~!
フゥー!
世界一!
以下、良かったところです。
(すこしネタバレ含みます。)
①冒頭の主人公がヒロインを口説き落とす方法が、素敵で、かつ、主人公のキャラクター性をよく表現しているところ。
②主人公がなにかをやろうとすると、かならず 「そんなの無理ですよ!」って言うキャラクターがいるところが、基礎的なことだけど、すごく効果的に思いました。
③ミズーリを動かそうとする時、式典にいた「あの人たち」がなぜか駆けつけているところ。しかも、なんとなく納得してしまうところ。
④1トンの砲弾をみんなで運ぶところ。「知恵と勇気と根性でエイリアンをやっつける」を体現している、もっとも象徴的なシーンだから。
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